東京都知事選のポスター掲示板に、2020年に亡くなった俳優三浦春馬さんの氏名と似顔絵を使ったポスターが貼られているとして、所属事務所アミューズが抗議し、話題となっています。
N国党の立花孝志氏はこの件に謝罪しましたが、 「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(47)さんが「とっ捕まえた方がいい」と発言したんですね。
N国党は都知事選の掲示板に犬のサスケや故・三浦春馬さん、みんなでつくる党の大津綾香党首のポスターを掲示していますが、ひろゆきさんが言うように逮捕は可能なのか、そもそも立花孝志氏の目的は何なのかについて調べてみました。
[toc depth=3]
1.違法じゃないの?
今回の東京都知事選(7月7日投開票)での選挙ポスター掲示板には、同じ人物やデザインのポスターが多数貼られていることが問題になっていて、東京都選挙管理委員会には、6月21日までに1000件以上の苦情や問い合わせが寄せられているんですね。
今回の都知事選で掲示され、問題となった三浦春馬さんの氏名と肖像【似顔絵】を無断冒用した選挙ポスターがこちらです。
このポスターに対しアミューズが抗議文を出しました。
東京都知事選挙の掲示板に当社所属アーティストである三浦春馬の氏名と肖像(似顔絵)が使用された選挙ポスターが掲示されていますが、そのような利用については一切許諾しておらず、当社は東京都選挙管理委員会に対し抗議しております。このような事態に当社は強い憤りを覚えており、またご遺族も大変… pic.twitter.com/XY5znIWjx9
— 株式会社アミューズ 法務部 (@AmuseLegal) June 28, 2024
出典元:https://twitter.com/AmuseLegal/status/1806587953877233813から抜粋
ただちにこの選挙ポスターを掲示した人に電話で確認をしたところ、『事前に株式会社アミューズ様に許可をとっていないので、直ちに撤去します。撤去の方法は立花さんにお任せします。』との回答を頂きました」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/99eac0f3b9064ccd0a960a429d1423e24faa4c8a
選挙ポスターについての禁止されていることは、他の候補者の選挙運動をすることや、虚偽があった場合や「公序良俗に反しないこと」とされていて、裸の写真などはNG とされているのですが、そのほかについては特に禁止されていることはないそうです。
そのため、このようなポスターを使用しても違法にはならず、逮捕することはできないんですね
とは言え、ポスターはQRコードも記載されていて、読み込むと出会い系サイトや有料サイトに誘導していることは問題ですよね。
2.立花孝志氏の目的は?
こうしたN国の選挙ポスターの目的は何なのか調べてみると、N国党の立花孝志氏は選挙による掲示板の設置について、設置費用がかさむ掲示板をなくせば供託金の額が下がり、政治参加がしやすくなることがあると言うことを主張しています。
また、選挙ポスターを掲示板に貼ると言うこと自体が、とても多くの人員を必要とする行為であり、大きな組織や支持母体に所属している人が有利であるため、公正ではないということを主張しているんですね。
出典元:https://youtu.be/3brlOjr2ktA
N国党はおそらく選挙に勝って当選することが目的ではなく、選挙活動を利用して、自分達の主張をすることを目的としているのでしょうね。
N国党は今回の選挙で24人の立候補者がいるため、掲示できるポスターは24枚となっていて、その枠を他人に販売していることが今回のような問題につながっている可能性がありますね。
3.世間の反応
4.まとめ
今回はN国党の立花孝志氏の逮捕は可能なのか、目的は何なのかについて調べてみました。
立花孝志氏は法令に違反しているわけではないようなので逮捕はできないのかもしれません。
掲示板ジャックの目的は掲示板が税金の無駄で公正な選挙のためにはなくすことが必要であることや、選挙というシステムを使って自分たちの主張を行い、話題となることこそが目的であると言えるでしょうね。
とはいえ、違法でなければ何をしても良いというわけではありませんよね。
今後の選挙運営がどうなっていくのか、注目して行きましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました。