日本テレビの水卜麻美アナウンサーが6月1日付の人事で管理職であるチーフスペシャリストに昇進することがわかり、話題となっています。
水卜麻美アナウンサーはまだ37歳と若く、この年齢での管理職昇進は異例の速さですが、「チーフスペシャリスト」とはどういったものなのか、なぜ異例の速さの昇進となったのか調べてみました。
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1.チーフスペシャリストとは
水卜麻美アナウンサーはこれまでは一般社員の「主任」として勤務していましたが、6月1日で「チーフスペシャリスト」に昇進する予定です。
水卜麻美アナウンサー昇進おめでとうございます!
水卜麻美アナウンサーが昇進する「チーフスペシャリスト」ですが、日本テレビでは6月の人事異動のタイミングで、管理職資格社員の等級と等級定義が一新され、新設されたものなんです。
マネジメント職の等級は6段階になり、M6が執行役員クラスと局長クラス、M5が局次長クラス、M4が部長クラス、M3が部長クラス、M2とM1が部次長クラスとなります。
ディレクターやプロデューサー、アナウンサーなどのスペシャル職は4段階にになり、S4のチーフエクゼクティブスペシャリストS3のゼネラルスペシャリストS2のチーフスペシャリストS1のリードスペシャリストとなるようです。
このスペシャル職とはおそらく管理責任を負わない(部下の管理等はしない)専門職の従業員のことでインディビデュアルコントリビューターではないかと思います。
水卜麻美アナウンサーは昇進しても働き方に変化はないと言われていますから、管理職と言ってもインディビデュアルコントリビューターとして勤務することになるのかもしれません。
- スペシャル職(ディレクター、プロデューサー、アナウンサーなど)
S4 | チーフエクゼクティブスペシャリスト | |
S3 | ゼネラルスペシャリスト | |
S2 | チーフスペシャリスト | 水卜麻美 |
S1 | リードスペシャリスト |
水卜麻美アナウンサーは上から3つ目の等級になるんですね。
S4のチーフエクゼクティブスペシャリストは役員待遇と言われてますから、水卜麻美アナウンサーは役員待遇まであと少しということになりますね。
ただ、この6月の昇進で多くの先輩アナウンサーをごぼう抜きしていて、あまりにも急激な昇進はお互いに気まずくなったり、勤務しにくいなどの悪い影響が出ないように考慮して、今回はチーフスペシャリストまでにとどめたのかもしれませんね。
アナウンサーで役員待遇といえば、TBSの安住伸一郎アナウンサーが2023年7月1日付で、「総合編成本部 アナウンスセンター 役員待遇 エキスパート職」に昇進しましたね。
安住紳一郎アナウンサーは一度もアナウンサー以外の配置での勤務がない中で役員待遇まで昇進したTBSで初めての方なんです。
普通は色々な部署を経験し実績を残した優秀な人が役員まで昇進しますが、安住紳一郎アナウンサーも異例の昇進をした方なんです。
2.なぜ異例の速さの昇進となったのか
水卜麻美アナウンサーと安住紳一郎アナウンサーが異例の昇進となったのは、日本テレビとTBSが2人のフリー転身をなんとか阻止しようとしたからなのですね。
テレビ局に所属しているアナウンサーがフリーに転身するというのは、もはや当たり前の流れとなっていますが、もし安住紳一郎アナウンサーがフリーに転身していたら、年収は億を超えると言われていましたからね。
水卜麻美アナウンサーも今の年収は1500万円前後ではないかと考えられますが、今の人気や実力であればフリーに転身したら、年収は億を超えるかもしれません。
- 日本テレビの年代別の想定平均年収
年齢 想定平均年収 20歳~24歳 802万円~852万円 25歳~29歳 1,167万円~1,201万円 30歳~34歳 1,344万円~1,379万円 35歳~39歳 1,443万円~1,535万円 40歳~44歳 1,542万円~1,627万円 45歳~49歳 1,634万円~1,699万円 50歳~54歳 1,729万円~1,730万円 55歳~59歳 1,654万円~1,698万円 60歳~64歳 1,168万円~1,330万円 引用元:https://www.f-its.co.jp/telecareer/nippon-television-annual-income/
日本テレビでは藤井貴彦アナウンサーや上重聡アナウンサーなど人材の流出に危機感を抱いていて、水卜麻美アナウンサーのフリー転身を必死で阻止したいと考えているようです。
TBSの安住紳一郎アナウンサーのように、異例の昇進をさせることで、なんとか引き留めようとしているのだと思います。
水卜麻美アナウンサーがチーフスペシャリストに昇進することで、年収で最低でも500万円ほど増えると見られています。
フリー転身と比べるとずいぶん少なく感じますよね?
安住紳一郎アナウンサーは「総合編成本部 アナウンスセンター 役員待遇 エキスパート職」に昇進したことで、役員報酬などにより、年収も5000万円ほどにまで達していると言いますから、水卜麻美アナウンサーの年齢を考えるとさらに昇進するでしょうし、役員待遇ともなれば、安住紳一郎アナウンサーと同等ぐらいまで年収が増える可能性はありますね。
そうなればリスクを冒してまでフリーへ転身することはないかもしれません。
3.世間の反応
実際に管理職として勤務することになると、仕事が増え、休みも取りづらく大好きな現場での仕事の量も減るでしょうから、そうならない制度になっているといいですね。
4.まとめ
今回は水卜麻美アナウンサーが昇進する「チーフスペシャリスト」とはどういったものなのか、なぜ異例の速さの昇進となったのかについて調べてみました。
今後の昇進によってどのように活躍が変わるのか楽しみですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。